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無条件のNo

9/5/2016

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友達が「NOと言えない」ことで、実は私はイライラしていた。彼女はやりたくない仕事を受けて、怒っていたので、怒るならやらなければいいのにと思った。では、私がNOといえているかと言うと、まあ、イライラするということは、まだそこに粘着性があるということだ。「彼女はNOと言うべきだ」の置き換えをするまでもない(したけど)。

バイロン・ケイティの本「探すことをやめた時、愛は見つかる(英題:I need your love-Is it true?)」にも「相手にノーと言うことは、自分にイエスということだ」(P89)とある。まったくその通り、ごもっともである。これさえうまくできれば、人生は本当にシンプルになるし、人間関係だってずっとラクに簡単になる。ママともの誘いを断れないあなたぜひ読んでほしいものだ。
 
ただし、賢明なみなさまならすでにお気づきのはず。じつは、イエスもノーも、英語なのだ。
じゃあ、何か断るときに日本語では何という?
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「Would you like to have a cup of tea?」の応えは「No Thank you 」なら誰でもわかるはず。日本語だと「お茶でもいかが?」「いいえ、結構です」とか、もう少し柔らかなかんじで「ありがとう、でも今は結構です」とか。みんな割と使ってる。

​そもそも、ノーは日本語で「いいえ」なのだろうか?

「このワンピース好き?よかったら、あげるよ」といわれ、その服は自分の趣味ではなかったとする。そんな時は何という? 「うーん、まあ、あまり趣味じゃないかな。ごめんね。(といきなりあやまったり)」とか?「いいえ、結構です」といきなりいう人はあまりいないかも。なんか日本語入門に出てくるか会話みたい.。

「ぼくと寝ない?」と言われて、いやだと思ったら何という? 「えーっ、今日は疲れているから」とか、好きな相手でもないのに理由で逃げようとしたり、こんな場合でさえ相手を傷つけないように気配りしたり、そんなことをしているうちに、好きでもない人と、なんとく、セックスしたことはありませんか?私はあります。

何を言いたいかというと、日本語のNOは英語よりもそれほどはっきりしていない。いいえ、なのか、いやだ、なのか、きらい、なのか、いろいろ言い方はあるけど、NOはすべてを含んでいる。イギリス人も遠回しにものをいうことがありわかりづらいこともある。でも、NoはNoなのだ。なんかそれで、完結するのである。

また日本は「ノー」の罪悪感度が高いような気がするのだ。以前、ノーにまつわる罪悪感についてオランダ人の友人と話していたらしていたら、彼女は結構驚いていた。でも、「探すことをやめた時、愛は見つかる」の中でも、ノーを言えない人達の話が出てくる。あんなにものをはっきり言っていそうなアメリカ人でもやっぱり言いにくいんだなと思い、ほっとした。ただ、罪悪感とは少し違う。愛してもらえないという恐れだ。

 「ノーと言ったら愛してもらえない」というのは世界的なビリーフだとしたら、日本人はもう一つ何か信じているような気がする。「人の好意を無駄にしてはいけない」「人の気持ちを汲まなくてはいけない」などなど、相手を思いやる文化は美しいのだが、自分のニーズを無視し、相手の領域にふみこんで、しまいには怒りをくすぶらせるといった具合に。

そうならないためにも、美しく、きっぱりと「いいえ」を言えるようになろう。理由を説明したいと思えばすればいい。でもしなくたっていい。ただし、ノーと言う前には、自分が何を欲しているか知らなくてはいけない。あなたは、自分の欲しいものを知っていますか? どうしたいかわかっていますか?



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