![]() 住むところもなくなり(なんていうと本当にホームレスみたい)、今またフィンドホーンのフィールド・オブ・ドリームスの友達の家に居候している。やはり1週間くらいたたないと地に足の着いた感じはしない。だから、日本からExperience week(体験週間)に来るような人たちはやはり大変だなあと思う。慣れたと思ったら帰らなくてはいけない。日本は国民の休日が多いので、実質的に休みは少なくないのだが、やはりまとめて休みが取れた方がいいなと私は思う。せっかく遠くまで来たのだから、ゆっくりできたらいいのにねと。1週間の体験週間のために「会社をやめてきました」と言う人は少なくなかったように思う。 さて、ザ・ワークのファシリテーターでもあるKに「いつ会える?」と連絡すると「あしたはTiger Singleton(タイガー・シングルトン)のサットサンがあるので行く?」というので、何の予備知識もなく翌朝、彼女の車に飛び乗りニューボルド・ハウスへ。タイガー・シングルトンなんて聞いたことがないと思いながら。聞いたことがないと言っても、この3年ばかりはほとんど新しい非二元の話し手を発掘する気もなく、本を読む気もなく、情報集めをする気にもならなかったから知るよしもなかったが。 部屋にはざっと10人くらいの少人数。その半分はお馴染みの人たち。特に期待するわけでもなく座っていたが、彼の話にハートがどんどん開いていくのがわかる。共鳴が起こっている。体が自然にリラックスし、ほどける。ただ、涙があふれてくる。記憶力が極端に悪くなっている私だが、印象に残っていることがある。 誰かが自由意志について質問をした。その人はなぜかいつもいろいろな先生に自由意志について聞くのだ。私は、個人があれば自由意志はあるし、それを超越すれば自由意志はないと解釈していた。(ああ、言葉って本当に二元的だ。片方を採用するともう一方を拒絶する)。つまり、自由意志とは選択についてだ。 コースインミラクルでお馴染みの「愛を選ぶか、恐れを選ぶか」というのは、私にとってはあまりしっくりこなかった。誰が選ぶんだろう?と言う問いが頭から離れなかったから。でも、タイガーの答えを聞いて、何だかストンと腑に落ちた。「Free will is where you put the attentionー自由意志とは、どこに注意を向けるかだ」。同じ状況をどう見るかともいえる。不足を見るのか、今あるもに感謝するのか。不足(または不満)に注目すれば恐れにつながり、今あるものに感謝し、あるがままの素晴らしさ、美しさ、完璧さを見ること、それはすなわち愛である。 タイガーとの6時間はあっという間にすぎた。ありがとう、タイガー。今でもハートは開いているよ。このあとはスウェーデンに行くらしい。ハワイでのリトリートもあるらしい。 https://tigmonk.com/
0 コメント
|